はじめに
みなさんは「天皇制」という言葉を聞いたことがあると思いますが、実際どのような制度なのか、そしてどのような歴史をたどってきたのか、あまり深く考えたことがないという方も多いのではないでしょうか？
日本では、天皇が象徴として存在しているということは広く知られています。
しかし、その制度がどのように成り立ち、どんな役割を担い、なぜ世界的にも特異な存在といわれるのかを説明しようとすると、意外と難しかったりしますよね。
本記事では、天皇制の歴史や法的根拠、現在の社会における役割などを、なるべく専門用語をかみ砕きながらお伝えしていきます。
初学者向けの記事ですので、とても基礎的なことから順を追って説明していきます！
ぜひ最後までご覧いただき、「天皇制とはいったい何なのか？」という疑問へのヒントを見つけていただければ幸いです。
天皇制とは？その基本的な位置づけ
「天皇制」という言葉の意味
まず「天皇制」という用語から確認しましょう！
一般的に「天皇制」という言葉は、日本における天皇を中心とした制度、あるいは天皇が存在する社会的・政治的仕組みを指します。
ただ実は、日本の法律上、「天皇制」という言葉は使われていません。
正式には「天皇の制度」や「天皇の地位」といった表現は憲法や皇室典範などで規定されていますが、「天皇制」という名称が法律的な名称として存在しているわけではないんですね。
「天皇制」という言葉は、学問や政治評論などで便宜上用いられることが多いです。
天皇の憲法上の位置づけ
現在の日本国憲法（1947年施行）において、天皇は「日本国の象徴であり日本国民統合の象徴」と位置づけられています（日本国憲法第1条）。
これは、日本国が主権を国民におく民主国民国家であることを前提としながらも、歴史的に特異な地位をもつ天皇を「象徴」という形で引き続き存続させている、ということを示しています。
「象徴天皇制」という考え方
第二次世界大戦後に日本国憲法が制定される際、「主権在民の国で天皇をどう扱うか？」というのは大きな問題でした。
そこで採用されたのが「象徴天皇制」です。
これにより、天皇は国家元首としての政治的な権限を有さない一方で、国民統合のシンボルとしての地位が明文化されることになりました。
天皇は国事行為（内閣の助言と承認に基づいて行う形式的・儀礼的な行為）のみを行い、政治的な実権は持ちません。
これを「立憲君主制」の一形態と見ることもできますが、厳密には「象徴」としての権威のみを担い、国の統治権自体は国民から内閣へと委ねられています。
天皇制の歴史をひも解く
天皇制の理解には、まず歴史的な流れを押さえることが大切です！
日本における天皇の存在は、古代にまでさかのぼります。
古代（大和朝廷の成立）
一般的に、天皇という存在のはじまりは古墳時代～飛鳥時代ごろにまでさかのぼるといわれます。
まだ「天皇」という称号が定着する前、5～6世紀頃には大和朝廷と呼ばれる統治体が成立し、ヤマト王権の首長が後に「天皇」と呼ばれるようになったと考えられています。
当時はまだ律令体制以前で、朝廷が周辺地域の豪族との連合や対立を経ながら国土を広げていくなかで、いわば「王」や「大王（おおきみ）」と呼ばれる存在が権力を持っていました。
そして、中国や朝鮮半島の国々から文化や制度が取り入れられるにつれ、政治制度や官僚制が整備されていきます。
この時期に、天皇を中心とした政治制度の原型が形作られていったわけです。
律令制と天皇
飛鳥時代の後半から奈良時代にかけては、中国の唐にならった「律令制」という法律・行政の仕組みが導入されます。
この律令制のもとで、天皇は最高統治者として君臨し、中央集権的な政治が行われました。
当時の都は飛鳥から平城京（奈良）へと移り、天皇を取り巻く貴族たちが政治を担うようになります。
しかし、律令制が必ずしも完璧に機能したわけではありません。
地方の実情は多種多様であり、朝廷の権力が及びにくい場所も多かったとされています。
それでも天皇は、当時の「政治」の中心的存在であり、国家のトップとして祭祀や儀式を通じて国を治めるという位置づけにありました。
平安時代～鎌倉時代：院政・武家政権のはじまり
奈良時代から平安時代に移行する頃（8世紀後半～9世紀）は、貴族たちの権力がさらに強まり、天皇の実権が相対的に制限されていく流れが見られます。
藤原氏による摂政や関白といった制度が整い、天皇が幼少の間は摂政が、成人後は関白が政務を行うという形が定着していきました。
さらに後の院政期（11世紀後半～12世紀）には、上皇（退位した天皇）が政治を主導する形が取られます。
ここでも天皇は依然として高い象徴的地位を保ちますが、実質的な政務は院（上皇）や貴族たち、そしてやがて登場する武士へと移っていくのです。
鎌倉時代（12世紀末～14世紀中頃）に入ると、武家政権として源頼朝が征夷大将軍に任ぜられ、政治的実権は鎌倉幕府が握るようになります。
天皇は朝廷を構え続けますが、朝廷と幕府という二重権力構造のもと、天皇の権力はさらに限定的になっていきました。
とはいえ、「天皇」という存在が政治や宗教的な正統性の源として重要であるという考えは根強く残されていたのです。
室町～戦国～江戸時代：武家による政治支配と天皇の位置
鎌倉幕府の滅亡後、建武の新政を経て室町幕府が成立（1336年頃）すると、足利将軍家が実権を握ります。
この時代も天皇は京都の御所に在位し続けましたが、政治の実権は引き続き将軍や守護大名らに委ねられました。
戦国時代（15世紀後半～16世紀後半）にかけては全国各地で戦乱が続き、天皇・朝廷への経済的支援が滞るなど、朝廷の生活は非常に苦しい状況に陥っていたともいわれています。
やがて織田信長や豊臣秀吉が覇権を握るようになると、彼らは天皇から官位を与えられるなど、朝廷を政治的正統性の源とみなす形が復活していきます。
江戸時代（1603年～1868年）には徳川幕府が安定政権を築き、朝廷を経済的に支援しつつも、政治的実権は幕府側が完全に掌握しました。
江戸時代の天皇は主に「祭祀王」としての宗教的儀式や伝統行事を担い、一般庶民の暮らしの中ではあまり存在感を持たなかったとも言われています。
明治維新と近代天皇制の成立
江戸時代末期になると、欧米列強の圧力が強まり、日本も開国を余儀なくされました。
幕府の威信が失墜する中で、尊王攘夷を掲げた倒幕運動が起こり、やがて明治維新（1868年）が実現。
ここで天皇を政治の表舞台に復活させ、新政府を立ち上げようとする動きが一気に加速します。
明治政府は、日本を近代国家として列強に対抗できるようにしようと、さまざまな改革を断行しました。
その中で「天皇」を国家統合の中心と位置づけ、日本を天皇中心の近代国家へ変革していったのです。
これにより「天皇制」は、近代国家体制の要として再編成されることになります。
大日本帝国憲法と天皇
1889年（明治22年）に制定された大日本帝国憲法では、天皇は「神聖にして侵すべからず」とされ、統治権を総攬（そうらん）する存在と位置づけられました。
ここでの天皇は、立法・行政・司法の全てに対して最終的な権限を持つ君主として扱われます。
実際には議会や内閣の意見を踏まえながら政治が行われましたが、国のシンボルであるだけでなく、政治的・軍事的な最高権力を公式には保持していたのです。
この体制は第二次世界大戦の終戦（1945年）まで続くことになりますが、戦前の日本はこの「天皇主権」をもとに軍国主義へと傾斜していきました。
また、天皇は神格化され、国家神道が国教的な存在として国民を統合する手段として利用されるようになったのです。
戦後の天皇制と日本国憲法
ポツダム宣言受諾後の変革
1945年8月15日、日本は第二次世界大戦の敗戦を受け入れます。
戦後、日本を占領統治した連合国軍総司令部（GHQ）は、民主的な国家体制へ転換させるために憲法改正や様々な社会改革を進めました。
その中で焦点となったのが、「天皇を存続させるのか、それとも廃止するのか？」という問題でした。
最終的にGHQは、日本の安定を優先する観点から「天皇制度の廃止」は行わず、「日本国憲法下での象徴天皇制」を確立させる方向へ誘導します。
これによって、天皇は国家元首的な政治権限を失い、「日本国および日本国民統合の象徴」としての地位を残すこととなったのです。
日本国憲法における天皇の規定
日本国憲法（1947年施行）では、第一章が「天皇」にあてられています。その第1条で、
「天皇は、日本国の象徴であり日本国民統合の象徴であって、その地位は主権の存する日本国民の総意に基く。」
と定められています。
ここでは天皇が「象徴」という形で存続することが明文化され、また国民主権の原則が明らかにされています。
続く第4条では、「天皇は国政に関する権能を有しない」とされており、政治的な権限を持たない立場であることが示されています。
第7条には「国事行為」が列挙されており、天皇は内閣の助言と承認を得たうえで、憲法の定める限りの形式的な行為（国会の召集や衆議院の解散、内閣総理大臣や最高裁判所長官の任命など）を行います。
戦後の象徴天皇制の特徴
- 政治的中立：天皇は政治的意見を表明しない、政治的な決定に介入しないという建前が確立されています。
- 公的行為と私的行為：天皇が行う「公的行為」と個人としての「私的行為」を区別する考え方があります。公的行為は国事行為のほか、公務としての行幸・行啓、被災地訪問など。私的行為は皇族としてのプライベートな活動などです。
- 世襲の維持：天皇位は皇統に属する男子に継承される（皇室典範の定め）という制度を維持。これは、民主的な選挙制とは全く異なる「血統」に基づく特殊な制度です。
- 国民との距離感：メディアや儀礼の場を通じて「国民とともにある象徴」としての姿勢が打ち出され、社会的には親しみをもって受け止められることが多くなっています。
現代の天皇制の役割とは？
「象徴」とは具体的に何を指すの？
憲法においては「象徴」という言葉だけが使われており、その具体的な中身は条文上はあまり詳しく規定されていません。
しかし、一般的には以下のような意味合いがあると考えられています。
歴史的・文化的継承者
日本の歴史や文化を体現する存在としての天皇が、伝統行事や儀式などを行うことで、国の歴史や文化を継承し、国民のアイデンティティ形成に寄与する。
国内外での公的・儀礼的役割
国事行為や各種公式行事など、国家の重要な儀式に参加することで、日本の「顔」として国内外に象徴的存在を示す。
国民統合のシンボル
政治的に中立だからこそ、内紛や党派対立の渦中に立たず、国民全体を見守る立場としてある程度の求心力を持つ、という考え方。
被災地訪問や社会活動
近年の天皇・皇族の活動を見ていると、災害が発生した際に被災地を訪れ、被災者を励ます姿などが注目されることが多いです。
これは政治的な判断とは切り離された、いわば人道的な行為として位置づけられ、国民からも好意的に受け止められることが一般的です。
また、社会福祉や国際親善などの分野でも、皇族が積極的に活動を行い、メッセージを発信しています。
これらは天皇・皇族に与えられた表現の自由の範囲内とも言えますが、公的行為と私的行為の区別や、政治性を排除する慎重な姿勢が常に求められている部分でもあります。
皇室典範と継承問題
皇室典範とは
皇室典範は、皇位継承や皇族の身分など皇室に関する事項を定めた法律です。
戦前には旧皇室典範が存在しましたが、第二次世界大戦後に全面改正され、現在は1947年に制定された皇室典範が施行されています。
この中で最も注目されるのが「皇位継承に関する規定」です。
現行の皇室典範では、皇位は「皇統に属する男系の男子」に継承されると定められており、女性や女系皇族には皇位継承権がありません。
このルールは、日本の皇室伝統に基づくものであると同時に、時代の変化にそぐわないのではないかという批判や議論も存在します。
皇位継承問題をめぐる議論
少子化や皇族の減少が進む中で、皇位継承問題は深刻さを増しています。
特に今後、男性皇族が極端に少なくなることで、皇統が維持できなくなるのではないかという懸念が繰り返し指摘されています。
女性天皇の容認
歴史上、女性天皇の例は8人10代存在しますが、いずれも男系であることは変わりません。
現行の皇室典範では女性皇族が即位することは認められていないため、法改正の是非がしばしば議論されます。
女系天皇の容認
「女系」とは、母方のみで皇統をたどるケースを指します。
これも日本史上例がなく、女系天皇を容認するかどうかは非常にセンシティブな問題です。
皇室の在り方そのものへの疑問
国民の税金で皇室が支えられていることへの批判や、象徴天皇制の意義を改めて問い直す動きも一部にはあります。
一方で、日本の伝統文化を象徴する存在として天皇を敬愛する層も根強く、世論は一枚岩ではありません。
天皇と国民との関わり
国民と皇室の距離感
戦前の日本では、天皇は「現人神（あらひとがみ）」として神格化され、庶民が直接触れることはほとんどありませんでした。
しかし戦後は、象徴天皇制のもとで天皇・皇族がより国民に近い存在として振る舞うようになり、テレビや新聞などを通じてその活動が広く報道されるようになりました。
近年では、天皇・皇后が被災地を訪問したり、国際親善のために海外を訪問する様子がメディアで頻繁に取り上げられます。
皇室関連のニュースは多くの人の関心を集めやすく、ポジティブな意味で「国民をつなぐ話題」として受け止められる一方、プライバシーの問題や報道の過熱に対する批判もあります。
平成から令和へ：譲位と新時代
2019年4月30日、明仁天皇（上皇）は約200年ぶりとなる「生前退位（譲位）」を行い、その翌日に皇太子徳仁親王が新天皇として即位しました。
これに伴い元号は平成から令和へと改元され、日本全国が大きな節目を迎えました。
この譲位の背景には、上皇の高齢化や公務負担の増大といった現実的な問題がありましたが、同時に「天皇制のあり方」を国民全体で考えるきっかけにもなりました。
天皇の退位を可能にする特例法が制定され、憲法や皇室典範上の手続きにも大きな注目が集まりました。
天皇制をめぐるさまざまな議論
天皇制は必要か？
日本国民の多くは「天皇制維持」を支持しているといわれますが、支持する理由は人それぞれです。
伝統や文化、歴史の継承を重視する人もいれば、天皇制の存在による国内外へのイメージや観光資源としての側面を評価する人もいます。
一方で、「民主主義と血統主義は相いれない」として、天皇制そのものを問題視する意見もあります。
天皇制の廃止を主張する立場からは、「主権在民の原則と矛盾する」「人権の観点から見て差別的な制度」「公的予算の負担を考えると過剰ではないか」といった指摘がなされます。
象徴の政治利用への懸念
天皇は政治的な権能を持たないという建前がある一方で、その高い象徴性ゆえ、政治家が天皇を利用しようとする動きが問題視されることがあります。
たとえば、政治家が天皇の発言を自身の政策支持に取り込もうとしたり、天皇が何らかの発言をした際に「これは政治的メッセージだ」と過度に解釈しようとする動きなどです。
こういったことを避けるために、宮内庁や天皇本人は極めて慎重な言動を心がけており、「政治的中立」を保つように努めています。
皇室の公務負担とプライバシー
先述した通り、皇室は公務として多くの行事に参加しています。
しかし、皇族も人間であり、高齢化や体調の問題、さらにはプライバシーの問題も無視できません。
近年は、皇族の方々がストレスや精神的な負担を抱えるケースも報じられています。
そういった状況を踏まえて「公務の在り方を見直すべきだ」という意見や、さらに踏み込んで「そもそも天皇・皇族にここまで多くの公務を任せる必要があるのか？」と疑問視する声もあります。
天皇制のこれから
皇位継承問題の行方
将来的に皇位を継承できる男子皇族が極端に少ないことから、このままでは皇位の存続自体が危ぶまれる可能性が指摘されています。
国会でも何度となく議題に上がってきましたが、結論は先送りされることが多く、根本的な解決策はまだ見出されていません。
仮に女性天皇や女系天皇を認める方向に進むならば、皇室典範の改正が必須となります。
しかし、伝統を守りたい勢力や保守的な考えから強い抵抗がある一方、国際社会の目や多様性の尊重という観点から改正を求める声も少なくありません。
この問題は、日本社会が近代以降ずっと抱えてきた「伝統」と「改革」のせめぎ合いが象徴的に表れる論点といえるでしょう。
国際化の中での皇室の役割
グローバル化が進む現代において、日本を海外にアピールするソフトパワーの一つとして、皇室の存在が評価されることもあります。
外国の王室との交流や、海外訪問での親善活動などは、国際的な評価を高める一助にもなっているのです。
とくに欧州の王室との交流や、アジア近隣諸国との歴史的和解を図る際に、皇室が担う役割は大きいと指摘されることがあります。
戦後の昭和天皇、平成の明仁上皇、そして令和の今上天皇（徳仁天皇）それぞれの時代で、海外訪問や親善活動を通じた国際交流が重要なテーマとなってきました。
多様な価値観の時代と皇室
日本国内でも多様な価値観が認められる時代になっており、男女平等やLGBTQ+に関する意識の高まりなど、従来の制度や慣習に変化を求める動きも活発化しています。
このような社会変化の中で、「万世一系」という形で維持されてきた男系継承を今後も続けるのか、あるいは女性や女系天皇を認めるのか。
さらには、皇族が結婚をして民間人になる際の制度（例えば女性皇族が結婚で皇籍離脱する仕組み）を見直すべきかどうか。
天皇制をめぐる様々な問題が改めてクローズアップされるでしょう。
まとめ
ここまで、天皇制の歴史から現代の象徴天皇制までを大まかに見てきました！
長くなりましたので、おさらいとしてポイントを整理してみましょう。
- 天皇制とは何か？
- 日本における天皇を中心とした制度や社会的仕組みを指す言葉
- 法律上は「天皇制」という用語は存在しないが、学問や評論で使われる
- 歴史的な変遷
- 古代～中世：天皇が政治的権力を持った時代や武士政権に移行した時代など、権力の移り変わりの中でも天皇は正統性の象徴的存在であり続けた
- 近代：明治維新後、大日本帝国憲法下で天皇は主権者として位置づけられた
- 戦後：日本国憲法で天皇は「象徴」として政治的権限を失い、国民統合の象徴となった
- 現代の象徴天皇制の特徴
- 政治的中立で、国事行為は内閣の助言と承認に基づく
- 国民との距離が縮まり、被災地訪問など人道的活動も注目される
- 継承問題や制度をめぐる課題
- 男系男子に限定された皇位継承
- 皇族数の減少と存続問題
- 女性天皇や女系天皇の容認の是非
- 公務負担や皇族のプライバシーをめぐる課題
- 今後の行方
- 伝統と近代的価値観のバランスをどう図るか？
- 国際化する社会での皇室の在り方
- 多様な価値観が広がるなかで、制度をどう改革するかが議論の焦点となる
天皇制は、単に「歴史的な制度」でも「文化的遺産」でもなく、現在の日本社会においても大きな影響力と象徴性を持つ存在です。
天皇制に賛成・反対、どちらの意見を持つかにかかわらず、この制度を正しく理解し、自分なりの意見や考えを持つことは、現代社会を考える上で非常に重要だと言えるでしょう！