【サルでもわかる】学問紹介シリーズ

【サルでもわかる】ポジティブ心理学入門!人生を変える幸せの科学、完全解説

2024年12月19日

みなさん、こんにちは!

「毎日を、もっと幸せに過ごしたい」

「人生をより充実させる方法を知りたい」

「周りの人ともっと良い関係を築きたい」

そんな願いを持っている方も多いのではないでしょうか?

実は、そんな願いを科学的にアプローチして解決する方法があるんです!

それが、今回ご紹介する「ポジティブ心理学」です!

ポジティブ心理学とは?

ポジティブ心理学は、人間の幸せや強み、そして可能性に焦点を当てた心理学の新しい分野です!

従来の心理学が「心の病気や問題をどう治すか」を中心に研究してきたのに対して、ポジティブ心理学は「どうすれば人は幸せになれるのか」「人間の持つ強みをどう活かせるのか」を科学的に研究する学問なんです。

1998年にペンシルベニア大学のマーティン・セリグマン博士によって提唱されました。

セリグマン博士は、それまでの心理学があまりにも「病理」や「問題」に注目しすぎていると考えたんです。

人間には素晴らしい可能性があるのに、なぜそれを活かす研究が少ないのか?

そんな疑問から始まったのが、このポジティブ心理学という新しい分野でした。

現在では、世界中の研究者がポジティブ心理学の研究に取り組んでいます。

日本でも、多くの大学や研究機関で研究が進められており、その成果は教育や企業、医療など、様々な分野で活用されています!

ポジティブ心理学は何に役立っているの?

ポジティブ心理学は、私たちの日常生活のありとあらゆる場面で活用されています。

その効果は、科学的な研究によって次々と証明されているんです!

①教育現場での活用

子どもたちの「強み」を見つけ、それを伸ばすことで、学習意欲や自己肯定感を高めることができます。

例えば、オーストラリアのギーロング・グラマー・スクールでは、ポジティブ教育を全面的に導入しています。

その結果、生徒たちの学業成績が向上しただけでなく、うつ病や不安障害の発症率が大幅に減少したことが報告されています。

日本でも、文部科学省が推進する「主体的・対話的で深い学び」の実現に、ポジティブ心理学の知見が活用されています。

具体的には、「強み」を活かしたグループ学習や、「感謝の日記」をつける実践など、様々な取り組みが行われているんです!

②企業での活用

従業員の幸福度を高めることで、生産性の向上やイノベーションの創出につながることが明らかになっています。

Google では、「Search Inside Yourself」というマインドフルネスプログラムを実施し、従業員の創造性と生産性を飛躍的に向上させることに成功しました。

日本企業でも、株式会社サイボウズやサイバーエージェントなど、多くの企業がポジティブ心理学の知見を経営に取り入れています。

特に注目されているのが、「職場の幸福度測定」です。

定期的に従業員の幸福度を測定し、その結果に基づいて職場環境を改善することで、離職率の低下や業績の向上につながっているんです!

③医療・メンタルヘルスケア

うつ病の予防や、ストレス管理にも大きな効果があることが証明されています。

特に、「マインドフルネス」や「感謝の実践」、「強み発見エクササイズ」といった手法は、誰でも簡単に始められる心の健康法として、世界中で注目を集めています。

実際に、これらの実践を続けることで、ストレスホルモンの一つであるコルチゾールの分泌が減少し、幸福感が増加することが、科学的な研究で明らかになっているんです!

④スポーツ・パフォーマンス向上

トップアスリートのメンタルトレーニングにも、ポジティブ心理学の手法が活用されています。

「フロー状態」の研究や、「マインドセット」の理論は、多くのアスリートのパフォーマンス向上に貢献しているんです。

ズバリポジティブ心理学のここが面白い!

①科学的な幸福の方程式があるって知ってました?

ポジティブ心理学では、幸福度を数値化して研究しているんです。

その中でも特に有名なのが、「H = S + C + V」という幸福の方程式です。

この方程式では、H(幸福度)は、S(生まれ持った気質:50%)、C(生活環境:10%)、V(自発的な活動:40%)の合計として表されます。

つまり、私たちの幸福度の50%は遺伝的に決定されているものの、残りの50%は自分でコントロールできるということなんです!

特に注目すべきは、自発的な活動(V)が40%も占めているという点です。

これは、私たちが日々の生活の中で行う選択や活動によって、かなりの程度幸福度を高められるということを示しています。

②強みを活かすことで人生が変わる!

ポジティブ心理学では、人間の性格の強みを24種類に分類しています。

例えば、「創造性」「好奇心」「判断力」「学習意欲」「洞察力」「勇気」「誠実さ」「思いやり」「リーダーシップ」「謙虚さ」「感謝」などです。

研究によると、自分の「強み」を知り、それを日々の生活で活かすことで、人生の満足度が大きく向上することがわかっています。

例えば、「創造性」が強みの人は、アイデアを出す仕事で活躍できますし、「思いやり」が強みの人は、人を助ける仕事で大きな喜びを感じられるんです!

実際に、自分の強みを仕事で活かしている人は、そうでない人と比べて、仕事の満足度が3倍以上高いというデータもあります。

③小さな幸せの積み重ねが大きな幸せを生む

ポジティブ心理学の面白い発見の一つに、「小さな幸せの重要性」があります。

研究によると、日常の些細な幸せに気づき、それを意識的に味わうことで、脳内の幸福物質(セロトニンやドーパミン)が増加することがわかっています。

例えば、「今日は良い天気だな」「おいしいコーヒーが飲めた」「友達からメッセージが来た」といった小さな出来事に感謝の気持ちを持つことで、実は大きな幸福感が得られるんです。

④幸せは伝染する!

ハーバード大学の研究では、幸せな人の周りにいる人も幸せになりやすいことが証明されています。

つまり、あなたが幸せになることは、周りの人の幸せにも貢献できるということなんです!

この「幸せの伝染」は、なんと3次のつながりまで影響があることがわかっています。

⑤失敗も成長の機会になる

ポジティブ心理学では、失敗や困難を「成長の機会」として捉え直すことの重要性を説いています。

「レジリエンス(回復力)」という概念を用いて、困難からの立ち直り方や、そこからの学びを科学的に研究しているんです。

実は、適度な困難を経験し、それを乗り越えることで、私たちはより強く、より幸せになれることがわかっています!

ポジティブ心理学を勉強すると、どんな職業に就けるの?

①ポジティブ心理学コーチ

個人や組織の幸福度を高めるためのコーチングを行います。

年収は400万円~1000万円と幅広く、需要も年々増加しています!

②企業の人事・研修担当者

従業員の幸福度向上や組織開発に携わります。

ポジティブ心理学の知識を活かして、より良い職場づくりに貢献できます!

③学校カウンセラー

子どもたちの強みを伸ばし、メンタルヘルスをサポートします。

教育現場でのポジティブ心理学の需要は特に高まっています!

社会人はポジティブ心理学をどこで学べばいいの?

①オンライン講座

Coursera や edX などの海外の教育プラットフォームで、一流大学のポジティブ心理学講座を受講できます!

②書籍

マーティン・セリグマン博士の「ポジティブ心理学の挑戦」など、入門書から専門書まで多数出版されています。

③認定資格講座

日本ポジティブ心理学協会などで、プロフェッショナルとして活動するための資格を取得できます!

まとめ

いかがでしたか?

ポジティブ心理学は、私たちの人生をより幸せで充実したものにするための、とても魅力的な学問だということがわかっていただけたのではないでしょうか。

今回ご紹介した内容は、ポジティブ心理学のほんの一部です。

でも、このことだけでも、人生を変えるヒントが詰まっていますよね!

ぜひ、あなたも「科学的に幸せになる方法」を学んでみませんか?

きっと、新しい発見があるはずです!

-【サルでもわかる】学問紹介シリーズ
-