【サルでもわかる】学問紹介シリーズ

【サルでもわかる】文化史入門!人類の歩みを知れば今がもっと面白くなる

2024年12月16日

みなさん、こんにちは!

「歴史って、何か難しそう...」そう思っている方も多いのではないでしょうか?

でも、実は歴史の中でも「文化史」は、私たちの日常生活にとても近い、親しみやすい分野なんです!

なぜなら、文化史は私たちの「当たり前」がどのように形作られてきたのかを教えてくれる、とても面白い学問だからです!

文化史とは?

文化史は、人々の生活や考え方、習慣、芸術などの文化的な要素が、時代とともにどのように変化してきたのかを研究する学問です!

政治や戦争の歴史とは違って、普通の人々の暮らしぶりや考え方に注目するのが特徴なんです!

例えば、江戸時代の人々はどんな食事をしていたのか、どんな服を着ていたのか、どんな娯楽を楽しんでいたのか。

そういった「日常」の歴史を丁寧に紐解いていくことで、私たちの祖先がどのように生きてきたのかを知ることができるんです。

文化史の面白いところは、「当たり前」と思っていたことが、実は時代によって全く違っていた!という発見がたくさんあることです。

例えば、現代の私たちは1日3食を当たり前のように食べていますが、実はこの習慣が定着したのは明治時代以降なんです!

それまでの日本人は、基本的に1日2食が一般的でした。

このように、私たちの「常識」も、実は歴史的に形作られてきたものだということがわかります。

文化史は何に役立っているの?

文化史を学ぶことで、実はたくさんの「気づき」が得られます。

まず一つ目は、「現代の私たちの生活をより深く理解できる」ということです。

例えば、日本人はなぜ箸を使うようになったのでしょうか?

実は、箸の使用が一般化したのは奈良時代。

中国から仏教とともに伝わった箸文化が、その後の日本の食文化に大きな影響を与えたんです。

このように、私たちの「当たり前」には、実は長い歴史の積み重ねがあることがわかります。

二つ目は、「異文化への理解が深まる」ということです。

世界中のさまざまな文化や習慣が、どのように形作られてきたのかを知ることで、多様な価値観を受け入れる力が身につきます。

例えば、イスラム教徒の食事制限について学ぶとき、その背景にある歴史的・文化的な文脈を理解することで、より深い異文化理解につながります。

三つ目は、「未来を考えるヒントが得られる」ことです。

人々の価値観や生活がどのように変化してきたのかを知ることで、これからの社会がどう変化していくのかを予測する手がかりになります。

例えば、江戸時代の循環型社会の仕組みを学ぶことで、現代の環境問題を考えるヒントが得られるかもしれません。

ズバリ文化史のここが面白い!

文化史の魅力は、なんといっても「発見の連続」だということです!

例えば、平安時代の貴族は、実は緑色の歯を「おしゃれ」だと考えていました。

これは「お歯黒」という習慣の前身で、当時の美意識を知る重要な手がかりとなっています。

また、江戸時代の人々は、夜を二回に分けて寝る「二度寝」という習慣を持っていました。

最初の睡眠の後、真夜中に起きて読書や談笑を楽しみ、その後再び眠りにつくという生活リズムだったんです。

さらに、「いただきます」という言葉が広く使われるようになったのは、実は明治時代以降のこと。

これは、学校給食の導入とともに、食事の際の礼儀作法として全国に広まっていったんです。

このように、文化史を学ぶと、私たちの「当たり前」が、実は時代とともに大きく変化してきたことがわかります。

文化史を勉強すると、どんな職業に就けるの?

文化史を学んだ人は、実にさまざまな分野で活躍できます。

まず、博物館学芸員として働く道があります。

学芸員は、歴史的な資料を研究し、展示を企画したり、来館者に解説したりする重要な仕事です。

たとえば、江戸時代の町人文化について展示を企画する際には、当時の生活用品や文書を調査・研究し、わかりやすい展示を作り上げていきます。

次に、観光プランナーとして活躍することもできます。

その土地の文化や歴史を活かした観光プランを企画する仕事で、文化史の知識を存分に活かすことができます。

例えば、京都の町家を巡るツアーを企画する際には、江戸時代からの町家の歴史や、そこで営まれてきた生活文化についての深い知識が必要となります。

出版・メディア関係での活躍も期待できます。

歴史関連の書籍やドキュメンタリー番組の制作に携わり、文化史の知識を活かして、わかりやすく面白いコンテンツを作り出すことができます。

最近では、YouTubeやSNSでの歴史コンテンツの需要も高まっており、新しい形での情報発信も可能です。

教育関係者としても、大きな可能性があります。

学校の教員はもちろん、生涯学習センターなどで文化史の講座を担当したり、歴史体験プログラムを企画したりすることができます。

社会人は文化史をどこで学べばいいの?

「働きながら文化史を学びたい!」という方に、具体的な学習方法をご紹介します。

まず、オンライン講座があります。

Udemyや大手カルチャースクールのオンライン講座では、第一線で活躍する研究者による、質の高い講座が用意されています。

時間や場所を気にせず学べるので、働く社会人にとって心強い味方となります。

博物館・資料館の講座も、とてもおすすめです。

多くの博物館では、週末に一般向けの講座を開催しており、実物資料を見ながら学べる貴重な機会となります。

例えば、江戸東京博物館では定期的に江戸文化に関する講座が開催され、専門家から直接学ぶことができます。

文化史サークル・勉強会への参加も、効果的な学習方法の一つです。

同じ興味を持つ仲間と一緒に学び、意見を交換することで、より深い理解が得られます。

SNSで探すと、意外と近くに活動している団体があるかもしれません。

より本格的に学びたい方には、通信制大学がおすすめです。

放送大学や通信制の大学で、文化史関連の科目を体系的に学ぶことができます。

学位取得を目指すことも可能で、キャリアアップにもつながります。

まとめ

いかがでしたか?

文化史は、私たちの「当たり前」を新しい視点で見直すことができる、とても魅力的な学問です。

歴史上の人々の暮らしや考え方を知ることで、現代の私たちの生活をより深く理解できます。

そして何より、新しい発見の連続で、とても楽しく学べる学問なんです!

この記事を読んで、少しでも文化史に興味を持っていただけたなら嬉しいです。

ぜひ、あなたも文化史の世界への旅を始めてみませんか?

きっと、今まで気づかなかった新しい発見が、あなたを待っているはずです!

-【サルでもわかる】学問紹介シリーズ
-,